外資系戦略コンサルタントの育休日記

第一子誕生に伴い半年間の育休を取得した新米パパの奮闘記

ドタバタ出産録① 陣痛編

待ちわびていたベビーが、数日前ついに誕生!

 

陣痛~出産までは本当にバタバタで、想定外な出来事の連続でした。第一子なので夫婦そろって勝手がわからず、体力的にも精神的にも本当にきつかった。。心強い病院スタッフの方々にたくさん助けていただいて、なんとか乗り切ることができました。(一番きつい思いをし、がんばってくれたのは言うまでもなく嫁です。本当にお疲れ様&ありがとう。)

 

これから一生忘れることのないであろう、「あの夜」。

思い出しながら、順を追って書いてみます。

 

陣痛開始。…これほんとに陣痛?

都内での用事を済ませ、僕が帰宅したのが夜22時半。思い返すと、この時点で嫁は「なんか…くる気がする」と言っていました。とはいえ、お腹が張るのもベビーが動くのも、いつものこと。「そろそろ生まれてこないかな~」なんて夫婦二人で話すのも、いつものこと。本当に、いつも通りの夜だったんです、僕的には。

風呂から出て、ベッドに入ったのがたしか1時過ぎ。さあ寝ようと思ったところ、嫁が言います。

「なんかお腹痛い」

どうやらいつもの「張る感じの痛み」とは違うらしく、悶える嫁。背中や腰をさすってみる僕。痛みは増したり止んだり、落ち着きません。iPhoneの専用アプリで、痛みの間隔を正確に記録しはじめる嫁。(いつの間にかそんなアプリをダウンロードしてました。こういうときの準備力・先まわり力には、毎度感心させられます。すげえよ、嫁。)

このときはまだ通常の陣痛よりも間隔が短かったので、「これほんとに陣痛なの?」と二人して疑ってました。疑うものの、手遅れになってはまずい。一応病院に電話してみれば?と薦めます。嫁が電話してみると、「もうちょっと様子を見て、ダメなら病院へ」というご指示が。言われた通り、待つこと一時間。やっぱり痛い。間隔も短い。もう一度病院に電話する嫁。

「これから病院に来てください」

電話口でそう言われたことが、嫁の表情と受け答えからも十分読み取れました。嫁が電話を切るよりも先にベッドから飛び出し、PCを開いて車を予約。陣痛タクシーの番号も事前にリストアップはしてあったのですが、深夜ならタクシーがくるのを待つより、自分で運転したほうが早い。そう判断して、使い慣れた近所のカーシェアで車を予約しました。

 

いざ、病院へ

事前に荷造りしておいた入院用の荷物も、念のため持っていくことに。「念のため」と書いたのは、このときですらまだ嫁は「痛いけど、これがほんとに陣痛なの?」と疑っていたから。「病院でこれ陣痛じゃないですねって言われて、普通に帰ってくることになるかもね~」と、二人で話してました。

深夜はやはり道が空いており、あっという間に病院に到着。深夜受付を済ませて指定のフロアへ上がると、助産師さんが待ち構えていました。診察室へと歩いていく嫁の背中を見送り、僕はロビーの椅子に腰かけます。

 

このとき、深夜3時半。

いま思えば、まだ長い夜の「はじまり」に過ぎなかったのです。

 

 

続く。